低酸素環境下での運動が、糖尿病予備群中年女性の血糖改善効果があるという研究結果を山梨学院大学とともに発表
山梨学院大学(教授:小山勝弘 講師:矢部哲也)とHigh Altitude Management 株式会社(東京都中央区、代表取締役:坪井玲奈)が運営する日本初*の高地トレーニング専門スタジオ「ハイアルチ」は共同研究として低酸素環境下の短期間運動は糖尿病予備軍中年女性の血糖改善効果があることを発表しました。
まとめ
◆低酸素環境下で1回30分、週2~3回の頻度で22日間のうち合計8回、、最大心拍60%程度の、低強度での運動(軽いウォーキング)をすることで、糖尿病予備軍の血糖改善効果は見られた
◆このことから低酸素環境下の運動が、常酸素環境と比べて効果的にインスリン抗性の改善に寄与して血糖応答を改善させる可能性が示唆された
◆低酸素曝露と運動の組み合わせが,わずか8回という短期間かつ、ウォーキング程度の低強度のあ運動トレーニング介入であっても,日常生活における間質液中グルコース濃度の上昇を抑制する可能性があると考えられる
参考文献:https://ygu.repo.nii.ac.jp/records/2000142
これらの結果から、低酸素環境下での運動は、糖尿病予備群に対する新たな予防法や健康管理手段として有効である可能性があります。
この方法は、短時間かつ低負荷のトレーニングであるため、運動習慣がない人や高齢者にも取り組みやすい点が特長です。
また、糖尿病予防において運動の有効性は定着しつつある中で、さらにその効果・効率を高める手段として低酸素環境の活用が有効であることが示唆されました。
今後は低酸素環境を活用したトレーニングプログラムの普及を進め、糖尿病予防における具体的な実践方法の構築を目指します。さらにこの研究成果を基に、健康増進や医療費抑制を目指した新たな社会的取り組みを模索していきます。
ハイアルチでは、今後も地域社会や日本全体の健康改善に貢献する取り組みを推進し、ウェルネス産業の発展をリードしていく所存です。
詳細は、以下のプレスリリースをご覧ください。